災害を克服できる日本の地域社会の未来に向けて

2023年は関東大震災100年で、多くの啓発活動を展開できたところでしたが、2024年元日の能登半島地震は、未だ未解決の防災の課題を見せつけられました。今年は阪神淡路大震災から30年、多くの尊い犠牲と教訓から私達は災害を克服できる地域社会と防災教育の実現が課題です。未来をひらく防災教育の推進を多くの皆様とのネットワークで取り組みたいと思います。
防災士 鷲山龍太郎
「防災塾・だるま」塾長 未来防災NET代表

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防災の基本は、「自然との共生」「人との共生」「自助力向上」と考えます。
「自然との共生」・・地域の地形地質、災害履歴、ハザードマップから災害リスクを理解
「人との共生」・・近隣、地区、学校等、事業所等との連携づくり
「自助力向上」・・自然と人と共生しなが、ら自身と家族を守ることができる知識と実践力
この三つの力が備わることが「未来の防災」の姿であると考えます。
自然理解と、多くの皆様からいただいたネットワーク、連携構築の実践を根拠に講演、出前授業、助言等に対応させていただきます。



未来防災NET代表 防災士 鷲山龍太郎

自助力向上「子どもと家庭の防災」

これまでの災害での犠牲者の多くが「家の中」で命を落としています。家庭での安全な生活づくりが防災の基本です
自助力向上「子どもと家庭の防災」

人との共生「連携づくりと地区防災」

災害時には、家族の次に、「身近な他人」が助けています。近隣、地区での連携づくりを考えます
人との共生「連携づくりと地区防災」

自然との共生「郷土の生い立ちと災害リスクを知る」

地震、火山、風水害は現在進行形の自然の営みです。自然の恵みと繰り返される大きな力の作用を理解し、それと共生することが大切です
自然との共生「郷土の生い立ちと災害リスクを知る」

学校防災教育力の向上

小中学生も、数年で間に、家族、職場で人を守る側に立ちます。そのときに自分と人を守る知識と能力が備わっていることが「未来防災」です。 また、そのような子どもを育てられる学校、地域の人々の拠点として公助力を発揮できる学校に。
学校防災教育力の向上

震災の教訓に学ぶ

過去の災害と多くの犠牲者の声に学び、防災に生かすことが「未来防災」です